オクトパス高橋の女はつらいよ

シャネルはこんな言葉を残しました。「20歳の顔は自然からの授かりもの、30歳の顔はあなたの生き様。50歳の顔はあなたの功績。」40歳の顔はどんな顔よ?世界中の女性が幸せを掴みますように!

女40代、お肌もココロも揺らぎます。

38歳を迎えたあたりから、めっぽう太りやすくなりました。

そう、痩せません。キッパリ!

痩せないついでに、性欲も消え、毎日履いていた10センチオーバーのヒールが7センチになり、5センチに。そして今やちょっといいスニーカーを履くようになりました。

うふ。40代ですもの。

 

ヒール命だったのは遠い過去。

デートの時は必ずヒールじゃないと服が決まらないと思っていたのはなぜ?

…とさえ思う程、体が楽な方へとシフトしています。チェンジマイライフ。

 

お肌の手入れも、ちょっといい化粧水と乳液つけとけばいっか!と、

パックもマッサージもおろそかになり、気づけばブルドックのようなほうれい線&

目の下のお疲れ袋…ダルンダルンに締まりのない顔!いやん!

電車の窓に映った自分の顔は、もはやクソババアです。

 

「だって」や「でも」を使うなと、人はよく言うけれど…

だって40代だもん!でも疲れが取れないんだもん!と言わせてください~もう~少し~♪

今夜は帰らな~い♪帰りたくない~♬

…こんな名曲もありましたね。

 

女40代、お肌もココロも揺らぎます。

揺らいだっていいじゃない!

 

いろんなストレスを抱えた人がいるんだもの。

仕事のストレスや育児、なかなか結婚に踏み切らない彼と別れるのもなあ…とか、

どっぷり不倫しちゃったり、バツイチだったり、わたしみたいに貯金できなかったり、

老後の不安や恋の出会いがないとかね…

 

それでも人生は続きます。

女はつらい!男だってつらい。

 

つらいときはさ、大好物でも食べようよ。

ちょっと自分を甘やそうよ。

ココロにかかるモヤはみんな抱えてる。

 

一人じゃないよ。大丈夫。

 

 

 

 

 

19年前

オレンジネコとたぬこさんは19年一緒に暮らしている家族です。

オレンジネコは猫。

たぬこさんは人間です。

 

出会いは夜の恵比寿。

オレンジネコが仲間たちと一列に行進しているところを

たぬこさんがナンパしました。

 

最後尾を歩いていたオレンジネコにたぬこさんは声をかけました。

「オレンジさん。こんばんは。ひとり?」

どう見ても一人じゃありません。

でもオレンジさんはこちらへ近づいてきて、「あれ?知り合いだっけ?」という

お顔をしながら、挨拶を返してくれました。

 

たぬこさんは言葉巧みにオレンジさんを誘い出し、

自宅へ連れ帰りました。

夏の終わりの暑い夜。

こうしてオレンジネコとたぬこさんの生活は始まりました。

 

さて、たぬこさんは猫と暮らすのは初めてです。

まず知識がなくてはいけないので、本屋へ出向き、

ありとあらゆる猫にまつわる本を買い、

骨格標本まで読み漁りました。

 

そしてたくさんのご飯とおやつをあげて、

オレンジネコは大きく育ちました。

 

でも心はなかなか開いてはくれていないようです。

なぜだろう?

たぬこさんは深く考えてみました。

 

答えは意外と簡単でした。

たぬこさんはごはんをあげたり、ブラッシングしたり、

追いかけっこすればオレンジネコが喜ぶと勘違いしていました。

 

心から話し掛けてはいなかったのです。

心から大切だよと伝えていませんでした。

 

留守番をさせても、ありがとうも言わず、

話し掛けない日もあったくらいです!

 

原因は自分にあったのです。

 

もし自分がオレンジネコだったら、どう思うだろう?

寂しくて悲しくて、仲間に会いたくて、

でも会えなくて、孤独でつらくて耐えきれないかもしれません。

 

そう。たぬこさんはダメなところがたくさんあります。

完璧にこなしたいけれど、

そううまくはいきません。

 

オレンジネコとの日々もたくさんの山や谷が待ち受けていることでしょう。

でも、精一杯オレンジネコを愛することを心に誓いました。

 

オレンジネコとたぬこさんは対等な関係です。

例えるなら、頼りないちょっとダメな母親と

気もチカラも強いヤンチャな男の子。

 

でも不思議と二人の絆はどんどん強くなっていくのでした。